表現力と元気の素

昨夜「古典芸能への招待」という番組で
歌舞伎【女殺油地獄】を少しだけ鑑賞。

近松門左衛門は、実に人間の深い部分を見ていますね。
片岡愛之助さんの表情が実に豊かで、特に目元がコロコロ変わる。
あれだけの立ち回りを演じるのも、相当な体力が要るだろうなと思いました。

踊ることは、人に見てもらうことと実に深い関係があって
よく「もっとエネルギーだして!」とは言うけれど
実際にどこからそれが出てるかは、自分では余りわからないもの。
私が思うには、上半身から発していて
主に首や腕の付け根~背中の辺りからかな?

いわゆる自分では死角になってる部分ゆえに
そこから色々立ち昇りますし
「気配」を感じるのも、自分では見えてない部分の皮膚感覚だったりします。

その部分を感じながら動くと、踊りが大きくなる。
なので役者さんが演じる時も、やたら声を張り上げているだけだと
周りに響かず、むしろノイズに聞こえてしまったり等
なかなか大切な役目をしている部分でもあります。

先日の子供達のミニ発表会は、子供達元気で元気で
でもまだ慣れないことは、ちょっと動きがトーンダウンするものの
慣れてくれば、それにすぐ則れるようになる。
元々元気があるから、馴染むのも早いのかな。
大人の場合、疲れてることが多い(笑)から
まず自分で元気になる状態を、作るところから始めるのも良いかもしれません。


踊ってると元気になる、と言うのは
自分から一旦「元気の素」が放出され
それが自分に向かって、還っていくいくからでしょうね。
または、普段閉じ込めている部分が開かれるからかもしれませんが
ただ開いただけだと、暴走になってしまう。
それを秩序立てていくから、踊りは社会的にも認められると言うか
そんなもんじゃないのかな、と思うのだけど。


美しくバレエを踊るにも、色々なヒケツがあって
そんなことを、レッスンでは伝えています。
自分の深みが増していくのも、バレエを習うことの醍醐味です。

Photo :
宮澤良輔 (@mizryon / @mizryon_photo)

”健康で美しくバレエを踊れるための、質の良い指導”を心がけて23年。
大人のバレエクラスを、参宮橋と目白にて開講しています。
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