新国立劇場バレエ団、ローラン・プティ振付『コッペリア』鑑賞。
2021年5月に、無観客公演になってしまったものの
4日間全キャストを無料でライブ配信されたのを思い出します。
毎度の4階席でしたが、オペラグラス片手に観てまいりました。
古い映像で観た限りだったこの演目、さすがフランスバレエ。
ステップもさながら首や肩の動かし方のニュアンスが、いかにもプティ独特のニュアンスで
発想かも、なんて想います。
特に目線、もしかすると第二次世界大戦下での状況(?)で磨かれたものなのかも?
フランス人てどこか目で会話すると言うか、口で言ってることと目で言ってることが違うと言うか(笑) それが振り付けにも反映されてるのかなーと。※あくまでも個人的意見です。
小気味よさや衣装、照明のセンスは「かっこいい・・素敵・・お洒落・・」
と思わず感じ入ってしまう部分です。
最近観た動画で拝見した或る舞踊家の方が、こんなことを仰っていました。
「良い踊りをするには、良い質のものに触れるに限る。
悪い教師に習うと、その質感が個体であるそれぞれの身体にうつってしまう。
だから、良い教師に習わないといけない」
昨日は小野絢子さんのスワニルダ。
彼女をどうしても観ておきたい、観に伺いたいと思ってしまうのは
小野さんが持つ質感の良さなのかもしれません。
フランツの福岡雄大さんも好演されていて、安定のペア。
このお二人はやはり安心感がありますね。
寺田亜沙子さん以下の友人達も可愛かった。
この作品は、コッペリウスの『偏愛』があるように感じています。
自分の気に入った存在を、別の対象に投影して愛でる。
なので、見方によっては恐ろしくも見えるし、フェティッシュ的にも見えるし
可哀そう、という見方もできるかな。
山本隆之さんのコッペリウスはどこかチャップリンぽいというか、けれど紳士的。
それがプティのセンスたる部分なんだろうなと思います。


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