先日習い事について、こんな記事を書きました。
「守破離」と言う言葉がありますね。
剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
ある振付家の方が、この言葉が好き、と書かれていたような記憶があります。
振付家ですから、既に「離」の境地に達してる方。
確かに彼女の振付はかなり斬新ながらも、しっかり型に忠実な部分が。
見てて面白いもん。
何か会を企画する時、私なりに「離」の状態に持っていきます。
そして「守」の段階の人を「破」まで持っていくために、リハーサルをします。
踊りを見ていて、その人の中の感情や気持ちが優先になり、「守」を守ってくれない場合、かなり指摘することもあります。(これは昔から)
逆に「守」の状態の人が、「離」の本当の意味での心理が飲み込めない(中々理解しづらい)
のも分かる気がします。
かつて自分もそうだったけど、忠実に守るというのはメンドクサイし、しんどいもの。
自分を思い切り出したいし、また好みじゃない振付を踊ることも多々あったし。
でもやはり好き勝手させちゃいけないし、見逃してはいけないのです。
指導する側になると、色々見えてくるものですね。

10/29(土)
「祈りと希望を込めて」
この作品を、山本実樹子さんの演奏で再演します。
当時、母が年内生きられないかも、と言う知らせを受けた後なのと
コロナ禍の中で悶々とした日々を想って振り付けた、自作演目です。
ショパンの嬰ハ短調で踊ります。
ぜひご覧頂けると嬉しいです。

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