こんにちは。バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。
昨日の英国王室エリザベス女王陛下の国葬を見ていて
なんとも荘厳でそして儀礼的で、格調高いものを感じたのは
きっと私だけじゃないと思います。
お葬式をこんなにジックリ観るなんて、普段無いですよね。
(なんとなく、明治時代っぽさを感じたりも)
隊列が横に移動する時は、パラレルポジションでのカニ歩き
棺を持った状態で方向を変える時は、45度ずつ角度を変えて
行進の時の歩調は、理路整然としてどの隊列もぴったり。
制服も軍服も映えるデザインで、中世の騎士みたいな方達もいて
そして、寺院や宮殿の建築の計算された美しさ。
それらが一緒になっていても、不思議と違和感を感じない。
例えば、私の郷里の奈良には、古い神社仏閣が沢山ありますが
それらが周囲の景色に調和しているように
きっと英国王室と言う歴史が、そうさせているんだろうなと。
一つ一つが、まるで何かの振付を見ているかのようでしたが
バレエにも、こういった要素はとても沢山あります。
「絶対に崩しちゃいけない」格調の高さの元になってる”決まり事”の部分は
とても儀礼的で、しかも統率の取れているものだから”形式美”なんだと思います。
でもこれらは、日本の文化にも沢山あるもので
「海外からしか、学べない」ものではありません。
文化はその土地土地によって違うわけですから
遡っていけば、似た部分を沢山見つけられます。
バレエを踊るのに、「今のこと」だけ見て頑張る
(例えば自分の状況とか、上手い下手とか)で行うのは、やはり少し勿体なく
過去の上に積み重なって出来ているものなんだよ、と思います。
(ただ、余りそれを伝えると、嫌がる方もいますので)
私としては「なるほどね」と感じた時間でした。
エリザベス女王陛下は、やはり1つの時代だったのですね。

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