「できなきゃいけない」の?

こんにちは。
バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

バレエを教えていると、時折相手側の「できなきゃいけない」といった空気を感じることがあります。
多分私があれこれ細かく直したり指示したりするから、それに応えようとしてそうなっちゃうんだろうなぁ。

私が直す時は「何か違うよ」→「バレエの本来の動きとは、ズレてるよ」という場合が多くて
明確に音がズレてる等も含め、動き方を見ていて本来やってほしいことと違いますよ、と言う時かな。


「バレエに適した体は、その動きを行い続けることによって作られる」と言われます。


これはスポーツでも何でもだと当てはまると思っていて、その動きを行い続ける際に本質からズレていたり違っていたら、その人から生み出されるものが違っちゃう。

だけど、その指摘を「できなきゃいけない」と感じる心理・・・
うーん・・・正直私にはそれが、よくわからんのです。もちろん、できるようになった方が良いけど、今できないなら直ぐにできなくてもいいんじゃない?

具体的な例として舞台に出る時「これは絶対にできなきゃ、この作品じゃない」みたいなのが有ったりするから基本的な練習から見直す、というのが自分にとっての「当たり前」みたいな考え方や行動はあるのだけど、そういった経験が有ってもなくても、基礎練習の部分は同じだと思っています。

お料理に例えたら、(作るものにもよるけど)塩加減の順番は先なのか後なのか、の違いはあっても、出来上がりが美味しければ◎、みたいなの。
でも手順を間違えると、無駄な手間を加えなきゃいけなかったりして、こんな出来上がりなはずじゃなかったぁーーー!みたいな経験、有ったりしませんか?

またプロの味は違うわね、なんて言うけれど、まず火加減(ダンサーで言ったら筋肉量)が違うし、材料の質(身体能力)や味付けや手順(小技やコツ)が違うやん、と思ってしまう私・・笑
でも自分や家族で食べるぐらいなら、まずまず美味しくできたらいいなと様々な本やレシピを見たりして、ちょっとずつ知識を増やしていくと、案外満足できるものになったりもする。

そういった時「できなきゃいけない」と思ってたら、苦しくてやる気なんて出ないもの。
基本的にちょっと前よりも出来たらOK!嬉し~!と思っているタイプなので、「できなきゃいけない」考えに陥りやすい時は、”ちょっとした一つの喜び”に目を向けてみると良いのかもしれません。

2000年にスタートした、大人の方向けバレエスタジオ。
”長く・美しくバレエを踊れるための質の良い指導”をコンセプトに
目白と初台でクラスを行っています。「踊れること=語る身体」を目指して。

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