バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。
先月の入院手術からちょうど1ヶ月、そして母が他界してから明日で2ヶ月になると言う、人生でこんなこともそうそう続かないだろう、な時間を過ごしました。
加えて足指~甲にかけて原因不明の痛みがあり、ビタミンB12を処方してもらって様子をみているのですが、それが今朝、フッと痛みが消えていてとっても嬉しい!
そんなこんなで「なんで(私は)踊りたいのかな」について考えていたことの、ツレヅレを書いてみます。
18歳で短大進学のため上京してから『バレエ漬け、踊り漬け』だったような気がします。何よりも練習することにものすごく時間を割いていて、全てがバレエ中心。そんな中他ジャンルの仕事もしつつ両立。(仕事もレッスン中心にスケジュール組んでた)
そのため海外にこそ出なかったけれど、東京と言う場所で”最先端の質の良い情報”に巡り合う機会に沢山恵まれました。
若い頃にアンテナいっぱい張っていたのが、やっと活かされてる気がします。当時はネットも無くて情報源は雑誌ぐらいだったけど、行動することで上質なものに触れたり、環境、人に出会えたのは本当に良かった。
「上達したい」と言うのは、学ぶ気持ちに似ています。なので”教養”の感覚。
それとは別に「楽しみたい」は皆とワイワイ遊びたいという気持ちに似てる。それは”娯楽”の感覚(かな?)
私の場合、バレエのレッスンは”教養”の感覚がものすごく強かったから、レッスンも舞台も一つ一つこなしながらも一人遊び的に楽しんでいたような気がします。誰かと特別群れるわけでも無く、一人で淡々とまい進するのが気楽に感じてしまうタイプ。(だからと言って、和を乱したりはしないのだけど)
だけど今は”教養”と”娯楽”の両方が有ったほうが良いですよね。元来それが楽々と出来ちゃう方も居るけど、私の場合中々大変で、今身近にいる人のお陰でようやくバランスが取れてきた感じ。
気合や勢いでやれていたことができにくくなり、それと同時にものすごくエネルギーを注いでいたことから自分を取り巻く環境に目が向き、そのため「私は何者なんだろう」と考えていました。
時間もお金もかけて頑張ってきたのに(これはきっと、あらゆることで)
このまま萎れていくのー?、それはいやだー・・できるなら、ちゃんと区切りたいしー (でもすぐじゃないしー) と悶々。
有名無名に関係なく、自分は一体何のために?の部分を、少し覗かされたのかもしれないけど、私なりに「踊ることはなんぞや」を、考えた期間でした。
『バレエ作品練習会2022』も、”バレエを楽しみたい方”向けアピールには一見見え無さそうだから、余り反応無いのかな・・と感じたりするけども、踊ることは自分と向き合うことなので、苦しくしちゃうのも、楽しむのも、捉え方次第だと思っています。
大抵はまず出来ない部分で凹み、そして段々良くなり、そして完成に近づく喜びを感じる。その繰り返しなのですよね。
バレエ作品練習会2022の予定スケジュール、再編集して更新しました。⇒11/21まで受け付けています。
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