バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。
先日母が永眠し、お見送りをしてきました。
知らせを受けてから昨日まで、心身共にとても疲れた日々でしたが、今日から少しずつ通常に戻していきます。そしてこの度急な休講にも拘らず快く承諾頂き、そしてお悔やみの言葉をかけてくださった皆様に、心より感謝を申し上げます。
ブログも一時休もうかな・・・と思ったけど、毎日一行でも良いから何か記しておこうと。
休んでしまった後に出てくる言葉は重たすぎるので、それが嫌だったのもあるかな。
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昨年の11月に急に母に病が見つかり、地元の病院の診断では「もって年内かもしれない」と告げられ、「ちょっとそれは待って!!!」と言う気持ちから日程をやり繰りしつつ、ほぼ2~3ヶ月置きに帰省をしていました。
折しもコロナ禍、緊急事態宣言最中の際は平日に少しゆとりが生まれるため、2,3日であっても帰省して家の手伝いをし、入退院のタイミングによっては母に会うことが出来たため、努めて時間を取るように。(県をまたぐ移動はしないでー、と言われているけど、こればかりはね・・)
家には父と妹、そして姉家族がそこそこ近くに住んでいるのもあって、普段色々本当によく世話をしてくれていました。
(2022年9月16日追記:8回に及ぶ入退院の後、自宅療養していた母は、鼻に酸素吸入の管をつけるようになっていて、それが無いと生活できない状態でした。そのため外には自分では出かけられない。あれだけ活発に出歩いていたのに、と思います。)
余命を告げられた後、母は考えた末に京都大学の最先端医療を申し込み、治療に臨むことに。年齢や症状の制限もあり、しかもかなり高額。だけど効果も見られ、一時は割と元気でもありました。「やらないよりは、やった方が良い」がモットーの人だったので、最後まで生きる望みを持っていたのだと思います。余命宣告って何だったのかね、なんて話すこともあったぐらい。
ただ先月帰省した際に「足が浮腫んで仕方ないの…」と言うので、マッサージをしようと足に触れたら、パンパンに腫れたふくらはぎは冷たくまるで粘土のようで、指で押しても弾力が全く無く、浮腫みで足指が重なり殆ど動かない。
それをバレエで培った知識と少しマッサージの手法知識が私にあるお陰で、時間をかけて丹念に解してあげたら、次第に重なっていた指が動きだし、筋肉の張りも少しずつ戻ってきたのです。「わぁ、ありがとう。楽になったよー」と、とても喜んでいました。
ただ、その症状を検索した際に余り良くないことが書いてあったので、私なりに心づもりをしていたのですが、本当にその知らせが急で。父から連絡が有ったのも、早朝でした。
家で対面した母は、まるで眠っているように見えました。父の話を聞いていると「こと切れる」というのは、まさにこういうことなのかな・・・と、なんとなく分かったような・
お通夜の晩に斎場の一間で泊まり、お線香の番をすることを仰せつかったので、家族と別れた後にコンビニで買ったシードルを2つの紙コップに注ぎ一つは棺に供えて、これまで言えなかったことやして欲しかったこと、言ってもらいたかったこと等を沢山沢山話してきました。お陰でとてもスッキリでき、母を見送れたように思います。
★お葬式の献花の際、腕に付けていたはずの父の数珠が無くなり、後でそれに気づいた父が大慌て!
だけどあれは絶対、母が持って行ったんだと思ってます。

ざっくりと記しましたが、本当はもっともっと細かいことが多々。
追々母の事、少し知ってもらうための記事も書いてみたいと思います。その際はお読み頂けると嬉しいです。
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