おはようございます。バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。
4月も下旬に差し掛かってきました。今日は良いお天気になりそうです。
大人の方にバレエを教えていると「順番覚えられない・・・」と言う状況をよく見かけます。
それについて少しヒントになれば良いな、と思って書いてみました。
世の中には何かを極める方が多数いらっしゃいます。中でもそのことについてどんどん掘り下げ、自分だけの世界観まで達成できる人のことを「変態」と言うそうです^^(え?)
「それって天才じゃないの?」と私が尋ねると、違うと答えます。自分の世界観を創り出し、他者がまねできない境地まで行くのですから天才じゃないか、と言うと「天才はその一つのことしか興味が無いから」ですって。「変態」は一つのことを掘り下げながらちゃんと周りを見て、他者とバランスを取ることができるんだ、と言っております。
こんな考えに出会うなんて~、と最初は笑って聞いていたけれど、だんだんと私も意味を理解できるようになってきました。そしてその”変態”さんが言うには「頭の回転を良くするには経験を積まないとダメだよ」と。
「経験値が少ないとその世界観でしか物事を見られないから、発想が生まれないし覚えることも難しくなるよ。」と言っております。
そして「知らないことが出てきたらすぐに調べてね!」と言われます。スマホが有るんだから検索したら何か出てくるでしょ、と。分からないことがあったら人に聞く前に自分で調べなさい、と言われ、私も去年iPhoneに変えた当時、分からないことが山のように出てきたけど、コツコツ調べました。大変だったけど。でもお陰で今はスイスイ扱えるようになり、大分手馴れてきました。
例えば10年間、A先生に師事していたら、順番の組み方と一緒にA先生の口調や口癖、空気感なども一緒に覚えますし、そこに居る人達との会話等も含めて習慣化されていきます。そのため教室を変わったり新しい先生のクラスに行くと緊張するのは、習慣化されたものがそこに無いからです。
習慣化された状態でバレエを習うのは決して悪いことではないけれど、微細な変化に気づきにくくもなることも。慣れが先に来ちゃうのと、教える先生の口調等感情面に特徴があればなおのこと、怒られないようにしよう、と思考が先に働いてしまうかもしれません。そうすると頭が働きにくくなる。
「変態さん」とは真逆になるわけです。
昨今理論的に教える先生が人気なのは「覚えちゃえばまずは大丈夫!」と言うことが伝わるからじゃないかな。やっぱり一番最初に臨むことだから。
失敗してはくじけ、トライして上手く行き、その繰り返し。
特に環境を変えて頑張る、と言う方は”割り切って”みるのが一番良いと思います。
まっさらな気持ちで、頑張っていきましょう。

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