全国劇場・音楽堂等アートマネジメント研修会2013

13日から3日間聴講してきたアートマネジメント研修会の内容を簡単に、忘備録としてまとめてみました。
参宮橋オリンピックセンターにて2/13~2/15に開催。 のべ3000人の自治体職員、ホール関係者他が全国より参加されたそうです。

2/13参加
 【事業計画】ホール事業の企画立案のプロセスと成功へのポイント
ホールと言う存在に対し「建物ではなく、生命体」と言う切口で始まった講義は、ホールでのみ行えず、体験できないものを観客と共有することとして様々な事例を説明。
中でも企画の失敗例、成功例については、興業的に成功しなかったから失敗とは即言えない、と言う一面をも提唱され、その比較の仕方の見方について様々な検証例を挙げられました。
同じ場所で通年で同じ企画を繰り返すことの重要性や、演奏家のマネジメント方法等。同時にその地域における音楽・ダンスマーケットのリサーチの必要性も。
講師:善積俊夫氏  入山功一氏

【劇場経営】自治体を元気にするホール運営
平成24年6月に施行された「劇場・音楽堂活性化に関する法律」や日本版アーツカウンシル等の新たな動き、東日本大震災後の復興支援等。
中でも「自治体文化制作の存在根拠」と言う切口で始まった 講師の中山幾朗氏の講話は非常に熱く、ぐんぐん惹きこまれるものでありました。
劇場が持つ意味合いや役割について、イギリスのリーズ市にある「ウェスト・ヨークシャー・プレイハウス」について等。
また「劇場・音楽堂活性化に関する法律」=劇場法が制定されたことにより、劇場が持つ存在価値、そして役割が、各自治体との連携によってかなり様変わり出来ると言うことも感じました。
講師:中川幾朗氏  太下義之氏  

2/14参加
【資金調達・助成金】助成金の考え方とそのポイント。
ニーズとしていつもトップを占めるのが”広報と資金調達” 今回は助成金についてスポットを当てて説明。「心を掴む助成金申請書を書く」と題し、説明頂きました。
お金を支援してもらうため(助成)してもらうため、それに見合う足腰を鍛えて置く必要がある、と言う言葉と、パネリストの唐津絵理さんがお茶の水女子大の舞踊教育学科卒でダンスやバレエに対して見識が深い方という事も有り、耳を澄ませて聞いていた講義でした。

NoismやBATIKなど、日本の自治体がダンスカンパニーを抱えている例なども挙げて説明頂きました。
もう一つは寄付を募る「ファンドレイジング」について、アメリカの交響楽団2つを例に挙げて説明。年間予算と各部署の細分化による効率アップの事例も。
お金を出して頂く相手と戴く側との、良好な関係構築方法についてもレクチャ。 非常に分かり易く、そして得たものが多かった内容でありました。
講師:唐津絵理氏 伊藤美歩氏  文化庁長官自らが参加された講義だったそうです。

【ワークショップ・体験型】 見て、動いて、ダンス・バレエの魅力と知識
バレエのステップやマイムを組み合わせ、バレエの見方をレクチャーすると言う内容。
バレエ講話は舞踊評論家の うらわ まこと氏。 バレエのデモンストレータは池田理沙子さん、 コンテンポラリーダンスからは伊藤千枝さんが講師を務められ、ダンスへの入口を体験型として提示。
バレエの講話は普段からもスタジオ生にお伝えしているので説明は全て分かりましたが、入口としての導入の仕方に一つヒントを見つけました。
そしてコンテンポラリーダンサーが持つ、ダンスの入口の誘導の上手さには毎回学ぶことが多いと感じます。

2/15
【ファイナル】あらためて公共文化施設の有り方を考える。
東日本大震災からまもなく2年。被災地の文化ホールがどんな風に復興を目指してきたのか等を「えずこホール」(宮城県仙南芸術センター)等の例を基に説明。
海外の事例(100年以上続いている音楽祭のノウハウ等)も幾つか例に上がり、5人のパネリストの方が論説。
ホールが天災の時には避難所になったり、ここでもイギリスのリーズ市にある「ウェスト・ヨークシャー・プレイハウス」の例が。
私もこのセミナーを受けるまでは知らなかったのですが、劇場の存在そのものが「人とのコミュニケーション」の場として存在していることが分かりました。

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子供の頃から劇場が好きで、劇場に行くといつも心がワクワクしていた気持ち。それがいつしか「箱モノ」と揶揄されたり、20年程前に大量に作られたけれど運営が立ちいかなくなって閉鎖に追い込まれるケースも出て来たりと、劇場そのものの有り方が問われていると感じていました。。
東京に出て来た頃「あの、〇〇ホールの舞台に立てるんだ!」と言う気持ちこそが、私を踊らせていた気もしていますし、そう思うと「実演芸術」にホールはまず不可欠ですね。
そのためには劇場を使ってお客様を呼ぶ立場のバレエスタジオの意識の持ち方や、それ以外の芸術全般の役割も再認識した3日間でした。

長いブログ、最後までお読み頂きありがとうございました。

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